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【語り伝えたい感動の話】『ベトナムが泣いた、日本の少年のサムライ精神』

2017年03月7日

小学校出前租税教室の授業で結びに紹介している【語り伝えたい感動の話】を紹介します。

話は東日本大震災5日後の3月16日、震災直後の福島第一原発から25キロ離れた被災地にひとりの警察官が派遣された。彼は在日ベトナム人の両親を持ち日本生まれ、苦学して大学院で博士号まで取り、両親の苦労からか、ひとのために働きたいと日本に帰化して警察官になった。

その夜、被災者に食料を配る手伝いに向かった学校。その警察官は、寒い校舎にTシャツ短パン姿で配給の最後尾に並ぶ9歳の男の子が気になった。長い列の最後に居た少年に夕食が渡るか心配になってその子に話しかけた。

少年は警官の彼にポツリと話しはじめた。

少年は体育の授業中に地震と津波にあい、学校近くで仕事をしていた父親が心配して学校に駆けつけてくれた。しかし少年の口からは想像を絶する悲しい出来事が語られた。

「お父さんが車ごと津波に呑まれるのを校舎の窓から見てしまった、自宅が海岸近くなので、たぶんお母さんや幼い妹弟も助かっていないと思う」と言ったのだ。家族を語る少年は、不安を振り払うかつのように顔を振り、悔しさと心細さと寒さで、にじむ涙を拭きながら声を震わせていた。

警官は自分の着ていたコートを少年にそっと掛けた。そして持ってきていた自分の食料を少年に手渡した。当然、空腹の少年は遠慮なく喜んで食べてくれると思っていた、がしかし警官の彼が眼にしたのは、受け取った食料をトコトコと配給箱に置きに行った少年の姿だった。

唖然とした彼の眼差しを見つめ返し少年はこう言った。

「ありがとう、でも他にも沢山のひとが、僕よりもっとおなかを空かせているだろうし…」警官は忘れかけていた熱いものがふと湧き上がって、涙を見られないように少年から顔をそらした。髪の白髪が目立つほど人生を歩んできた自分が恥ずかしくなるような、人としての道を少年に教えられるとは…、心細く困難に耐えている9歳の少年が他人を思いやれる自己犠牲と相互扶助の精神。ベトナム人の彼は、日本人は偉大な民族であり必ずやより強く再生進化するに違いないと思った。

彼は祖国ベトナムの友人にこの話をして、それがベトナムでニュースとなり大変な反響を呼んだ。決して裕福とはいえないベトナム国民からの義援金が殺到したという。悲劇と苦難の元でも失われない、けなげな日本人の美徳と負けない力をひとりの少年の小さな行為から学んだ。本当にありがとう。

とこのコラムは結んでいます。

そこで私はここでもうひとつ考えたいことがあります。それは「少年は、おなかは空いているけれども、我慢すれば飢え死にはしないで順番は回ってくる。誰かが命を繋げてくれるだろうと思う、周囲や国家や社会への彼自身の信頼」ということもあるでしょう。

貧困すぎると、その日暮らしが精一杯で、将来への夢も思い浮かばない。貧困は無教育になる、無教育だから貧困になり無秩序になります。守るべき責任や将来の自分が無いからルールを侵して暴発をする。結果、妬みや争いや強盗、殺人が起きます。だから教育が必要なのです。どこから教えなければいけないのかと言うと、まずは秩序ルールから、道徳教育が大切なのです。つまりは教育水準が高い国は付加価値の高い人を育て、豊かで安全な国家が育つのです。